枢木あおい「大好きな妹が、見知らぬ男に生でハメられ興奮している姿に我慢ができなくなってしまった僕は…」の感想だよ

2020/03/30
21:04

バサラ：俺はVRバサラだ。

キオ：ボクはアシスタントのキオだよ。

バサラ：今回の作品は、いいのか悪いのか非常に判断に迷う問題作！

大好きな妹が、見知らぬ男に生でハメられ興奮している姿に我慢ができなくなってしまった僕は… 枢木あおい

僕は妹のために一生懸命尽くしてきた。そんな姿を見てきた妹もまた僕のことを尊敬し愛していた。次第に兄妹でありながら誰にも渡したくない欲望が芽生えてきた時…知らぬ男の生ち●ぽを美味しそうに舐め・そのまま生挿入しイキまくり、更には中出しまでさせるあおいの姿が…僕も妹としたい妹としたい…そこで僕がとった行動とは…

キオ：KMPVR-bibi-から、２０２０年２月配信の作品です。

バサラ：監督は、ウィルチンチン監督。主演は枢木あおいちゃんだ。

キオ：問題作ってどういうこと？

バサラ：登場人物の誰にも共感できないんだ！

キオ：え？

バサラ：見ている間、嫉妬や怒りや疑問が頭の中をぐーるぐる。もしこれを狙ってやっているのであれば、ウィルチンチン監督は天才だ！

キオ：何を言ってるのかさっぱりわかんないよ。

バサラ：これはぜひ、キオの意見も聞きたい！いってみよう！

妹のエッチを覗くお兄ちゃん！

キオ：冒頭、テロップが出ます。「最近僕の妹に彼氏ができた…しかも報告はもらってない…昔から何かあればすぐに相談に来ていた妹が…なぜ…」

バサラ：わかる！

キオ：共感してんじゃん。

バサラ：しかも、部屋に連れ込んでセックスまでしているらしい。これは兄としてツライ。ツラすぎる！

キオ：ドアの前です。うわー、中からあおいちゃんのエッチな声とギシギシいう音が聞こえる！

バサラ：ドアをそーっと開けてみると……かわいい妹が男にまたがって喘いでいた！

キオ：覗くなー！

バサラ：あおいちゃん、男に完全に懐いている。俺には見せないハダカで、俺には見せないエロい顔で、スマホで動画を撮られても許してしまっているんだ。あああ、なんてこった……

キオ：彼氏さん、ちょっとチャラい感じだね。ノリで中に出してもいい？とか言ってるし。

バサラ：いいわけねーだろッ！！

キオ：うーん。あおいちゃんは彼氏さんのこと好きみたいだけど、ボクはこの人あんまり好きじゃないや。

バサラ：激しく腰を振る妹を見ていたたまれなくなった俺。そっとドアを閉めるのであった。

キオ：恋人同士の二人なんだから別に悪いコトじゃないんだけど、お兄ちゃんの気持ちもわかるなあ。

バサラ：同感だ。

キオ：きっちり共感してるみたいに見えますケド。

バサラ：この後、俺は留守中の妹の部屋に入って、机上のタオルの中にビデオカメラを仕掛けるのであった。

キオ：前言撤回！なにやってんだ、コイツ！

抱かれる妹をずっと見せられます！

バサラ：部屋にあおいちゃんと男が入ってきた。

キオ：少し距離があるね。端っこにタオルがかぶってるのが見えるし、これビデオカメラの視点なんだ。

バサラ：ここからが本当にツライ！かなり長い時間、妹が男に抱かれるのを黙って見続けねばならんのだ！

キオ：ビデオなんか仕掛けるからでしょーが！

バサラ：この男、ノリが軽くてチャラそうで、腹が立つことにモテそう！さらに腹立つのが、あおいちゃんはこの男が大好きなんだ。すっかりセックス好きの女にされてしまっている！

キオ：エッチが始まったら、スマホで動画撮り始めるんだよね。これ、流出したらヤバイじゃん。あおいちゃん、そこは断らないと！

バサラ：あああ、見るに耐えん！ネトラレ好きの男の気がしれんわ！

キオ：ネトラレも何も、恋人同士のエッチを勝手に覗いてるだけですけど……

バサラ：イチャイチャすんな！触んなー！脱がすなー！キスすんなー！そんなヤツの咥えるなー！

キオ：…………

バサラ：ベッドの上でぐるんぐるんひっくり返されとる……あああ、それマングリ返しやないかい！

キオ：…………

バサラ：挿れやがった！そんな顔、動画撮んな！きさまあ、中出しだとお！ぶっとばすぞおーー！！！

キオ：…………

バサラ：何、黙ってんだよ？

キオ：いや、バサラの反応がオモシロイなーって。

バサラ：あおいちゃんは喉が渇いたという男のために、飲みモノを取りに行く。ハダカで！

キオ：お兄ちゃんが帰ってくるかもとか言ってたのに、無防備すぎっしょ。

バサラ：ここで、俺はえらい光景を見てしまう！

キオ：彼氏さん、誰かに電話してる。あおいちゃんの動画、ネットに流してもうけようなんて言ってるよ！！

バサラ：この男、あおいちゃんが好きではなかったんだ！うちの純情可憐な妹を騙してもてあそびやがって！許さん！！

キオ：ヤバイヤバイ！コイツなんとかしないと、あおいちゃんがあ！

この場面、どんな気持ちで見ればいいの？

キオ：この後、どうなっちゃうの！？

バサラ：まずは動画のネット流出を防がねばならん。それに、あおいちゃんとこの男をなんとしてでも別れさせねばならん。

キオ：でもあおいちゃん、コイツのこと信じ切ってるみたいだよ？お兄ちゃんが言っても聞かないかも。

バサラ：かといって、証拠のビデオを見せたら隠し撮りしたことを怒られそうだし。だが、なんとかせねば！怒りに燃えた俺の復讐劇が始まる！……と思ったらだな？

キオ：あれ？主観映像になった。

バサラ：ここでまさかの彼氏主観！

キオ：彼氏って、あの悪い男！？

バサラ：別の日、また妹の部屋でセックスしてやがった。一戦を終えて、まだ足りないとせがむあおいちゃん。

キオ：あおいちゃん、客観視点でもかわいいけど、VRの主観視点だともっとかわいいです！

バサラ：こっちに向かって、「もっとして」とか「好き」とか言ってくるのだが、どんな気持ちで見ればいいんだ、これ！？あおいちゃん、騙されているんだぞ！

キオ：それに、騙してる男目線なんでしょ？うあー、確かに共感できないや……

バサラ：あおいちゃんが、机の引き出しから電マとバイブを持ってくる。うちの妹になんてこと教えてやがるんだ！

キオ：すっかりエッチ好きな女の子にされちゃったんだね。

バサラ：主観の男にも、騙されているのにこの男が好きでたまらないあおいちゃんにも共感できない。ただ、この彼氏主観はどえりゃあエロい！

キオ：立ち上がって、電マで感じちゃってる！下着も脱がされちゃった！

バサラ：至近距離に迫る妹のマ○コ！さらに後ろ向きで、前屈姿勢でアナルをガン見！バイブをじゅっぽじゅっぽ！

キオ：なんか、さっきのビデオカメラ視点を見た後だから、よけいエッチに感じるなあ。

バサラ：そうなんだよ！主観で見るマングリ返しの破壊力！その体勢でド迫力クンニ！すげえ！……が、俺は例のクズ男だという。

キオ：複雑だなあ。

バサラ：絶頂を迎え、ベッドにごろんするあおいちゃん。シャワーを浴びに、部屋を出て行った。

キオ：コイツ、撮った写真をチェックし始めたよ。うわあ！

バサラ：びびった！突然、目出し帽の男が現れた！

キオ：「なにやってんだ！アイツは俺の大切な妹なんだよ！」この人、お兄ちゃん！？

バサラ：つまり、俺か……。目と口だけが見える黒いマスクをすっぽりと被っている。

キオ：なんでマスクしてんの？兄だって名乗っちゃったら、顔を隠す意味ないじゃん。

バサラ：俺は男からスマホを奪い取り、画像を確認。「犯罪者としてオマエの顔をさらしてやる」と言って、男の顔を写メる。さらにクスリを仕込んだ布を押し当て、眠らせてしまう。これが全て、される側の視点で展開される！

キオ：誰の立場になって見たらいいかわかんないや！でも、悪い男にちゃんと復讐できたね！

バサラ：そこに戻って来たあおいちゃん。これまた布を押し当てて眠らせてしまう！

キオ：なんで！？お兄ちゃん、なにやってんの！？

顔を隠して妹とヤッちゃいます！

キオ：今、あおいちゃんにコイツがやったこと教えて、説得するチャンスだったじゃん！なんで眠らせたのさ！

バサラ：まったくだ。そして今度は兄、つまり俺の主観視点。

キオ：あおいちゃんベッドに寝かされてる。ゲッ！胸触りだした！！

バサラ：この時点で、俺の大義は吹き飛んでしまったのであった……もういいや。あおいちゃんとやっちゃお！

キオ：妹なんですよね！？

バサラ：部屋着の胸のジッパーを開けると、ああなんてきれいで柔らかそうなおっぱい！もみもみ！

キオ：ダメだ、コイツ……考えてみたら、彼氏も動画をネットに流すようなクズだし、兄貴も妹を覗いて盗撮するようなクズだった……

バサラ：ここであおいちゃんが目を開ける。

キオ：あおいちゃん、驚いてないよ！？

バサラ：どういうことだ？クスリのせいで、俺を彼氏だと思っているのか？それとも、兄ともセックスする関係だったのか？

キオ：「なんでそんなの被ってるの？そういう気分？」

バサラ：さっきのマスクはこのためか！彼氏がマスクを被っていると思っているんだ！

キオ：いやいやいや。目と口は見えるし、彼氏と全く同じ背格好のはずないし、服を脱いだら体つきで分かりそうなもんだし！それに、目が覚めてマスクを被った男が胸を触ってたら、普通びっくりするって！

バサラ：この後も不自然なところがある。「顔が真っ赤だよ」というセリフや、顔なめのシーンがあるんだ。

キオ：マスクを舐めるってこと！？

バサラ：いろいろと謎が多いんだよなあ。これ、わざとだろうか？

キオ：マスク設定、忘れてるんじゃないの？

バサラ：小説ではわざと矛盾を織り込んで読者を混乱させる技法があるんだよ。舞城王太郎の「暗闇の中で子供」とかな。

キオ：知らないけど、確かに不自然な描写だなあ。

バサラ：ただし、セックスはこれまたドエロい！

キオ：お兄ちゃんを彼氏だと思い込んでるあおいちゃん、お兄ちゃんにフェラしたり、カラダを触られて喜んじゃったり。うー、どいつもこいつもあおいちゃんを騙しやがってえ！

バサラ：ここは細かいことは置いておいて、あおいちゃんの見事に乱れる様を鑑賞しよう。騎乗位は天井の面積が広い！天井特化アングルか！腰遣いも激しく、ハメたまま乳首を舐めるスパイダー騎乗位まである！

キオ：後ろ向きもすごいよ！お尻の穴が見えちゃってる！それに激しい！こら、叩くなあ！

バサラ：淫乱娘にお仕置きじゃい！兄として！

キオ：兄が中出ししてんじゃねーー！！

バサラ：対面座位の密着感もいいが、圧巻は最後の正常位。なんと、俺の精液が耳にかかるほど飛ぶ！惜しい！顔射が見たかった！

キオ：ヤリ過ぎだって！これ、お兄ちゃんってバレないの？

バサラ：そこは見てのお楽しみということで！

まとめます！まとまってないけど

バサラ：これは判断が難しい作品だなあ。

キオ：確かに誰にも共感できないや。彼氏にも、お兄ちゃんにも、騙されちゃってるあおいちゃんにも。

バサラ：そうなんだよ。だから駄作！

キオ：言い切った！？

バサラ：と、言い切れないところが難しい。見ながら、いろんな感情が渦巻く仕掛けになっているんだよなあ。

キオ：客観視点とか、男目線とか、お兄ちゃん目線とか、誰の気持ちで見たらいいのかわかんないんだよねー。

バサラ：やっぱり、この構成はわざとだと思う。

キオ：そうなのかな。

バサラ：２DのAV的なんだよ。ほら、２Dだと全て客観視点だから、男優に共感したいと思って見ないだろ？

キオ：ボク、女なんですけど……

バサラ：主観のVRは違う。むしろ、視聴者をどれだけ男優に憑依させるかが鍵。だからVR男優はしゃべらない、鼻息も出さない、体も標準体型であることが求められていた。

キオ：自分と違いすぎたら、没入できないからだよね？

バサラ：この作品はVRヘビーユーザーへの挑戦ではあるまいか！登場人物にあえて共感しにくいように、仕掛けているのではなかろうか？

キオ：深読みしすぎじゃない？

バサラ：そうでなければ、彼氏視点のシーンいるか？コイツ、クズ男ですと知らせた後に、さあコイツに憑依したまえ！だぞ？

キオ：うう！

バサラ：兄視点もそうだ。なんで兄に襲われているのに驚かないんだ？あ、マスクを着けているからか。顔が赤いって、なんで分かる？もはや俺たちを混乱させようとしているとしか思えん。

キオ：下手な監督さんならともかく、ウィルチンチン監督だもんね。もっと自然な脚本だって作れそうだもんなあ。

バサラ：結論！この作品はぜひ多くの人に見て欲しい。そして、解釈を教えて欲しいな！

キオ：頭がぐちゃぐちゃしてきたよ。でも、彼氏に甘えるあおいちゃん、かわいくてエッチがすごいですよ！

バサラ：果たして、ただ共感しにくいだけの作品なのか、意図された俺たちへの挑戦状なのか！謎は深まるばかりだぜ！

キオ：みんな、見てね！感想も教えてね！

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