バサラとキオのVR演出論② 七瀬ひな「VRドラマ 先に僕が好きだったんだから… 完全版」の考察だよ
- 2020/05/12
- 17:56
バサラ:俺はVRバサラだ。
キオ:ボクはアシスタントのキオだよ。
バサラ:今回はVRの演出について考えるシリーズの第2回。まずは第1回にざっと目を通していただきたい。
バサラとキオのVR演出論①。の巻
キオ:その上で、今回のテキストはこちらです。
【まとめ買い特典あり】VRドラマ 先に僕が好きだったんだから… 七瀬ひな 完全版
VRのドラマものです。あなたはドラマの主人公になって下さい!しかも今回はまとめて買うと七瀬ひなちゃんがあなたに告白してくれるコーナーがついてます!ガチで照れてて可愛いです!【前半】あなたと先輩は毎日通うファミレスで働くかわいい七瀬ひなちゃんを見初めます。意を決して飲み会に誘うと喜んでOKを出すひなちゃん。王様ゲームなどで楽しんで眠りこんでしまうあなた。すると先輩とひなちゃんがセックスしてるじゃあーりませんか!驚きのあまり身体が動かないあなたは先輩に犯●れるひなちゃんをただ見つめるだけ。悔しくてたまりません。やり終わってぐっすり寝てるひなちゃんを誘うと喜んでOK出すひなちゃん。これはなかなかいいですよ【後半】1度セックスしてからすっかり親しくなったあなたとひなちゃん。制服エッチをしたくてお願いしたところ、意外にもOK!おもちゃに悶絶するいつもより激しいひなちゃんがたまりません!※この作品は2020年5月1日発売【DOVR-069】『VRドラマ 衝撃の光景を目撃!先輩に寝取られた!でも取り返した! 七瀬ひな』と2020年5月1日発売【DOVR-070】『VRドラマ 大願成就!憧れの制服でセックスできた! 七瀬ひな』をセットにしたノーカット完全版になります。
キオ:4KVRから、FANZA独占で2020年5月配信の作品です。
バサラ:監督は、黒猫銀次郎監督。この作品は前後編が別々に配信されたものの完全版なんだ。
キオ:特典映像付きでお得です。
バサラ:実は購入動機にかなり私情が入っている。主演の七瀬ひなちゃんをTwitterでフォローしたところ、めちゃくちゃ嬉しいリプを返してくれたんだ!
キオ:ひなちゃんの作品、前に見たことあるよね。
七瀬ひな「謝罪に来た美人人妻に土下座をさせてエロイ事を強要し生ハメ中出し謝罪SEX!」の感想だよ
バサラ:だが、ブログに書いたのこれくらいだったんだよ。なのにこんなに嬉しいメッセージを下さるなんて、ありがたいやら申し訳ないやら。ちょうどこの作品が出る予定だったから、紹介文も大して読まずに即購入したわけだ。
キオ:ボクもちゃんと視て予習してきたよ。バサラはどう思った?
バサラ:ひなちゃんがめちゃくちゃカワイイ!演技もうまいし、特典映像の広島弁の告白でハートを撃ち抜かれた!
キオ:それから?
バサラ:…………作品も褒める気満々だったんだよ。そのために買ったわけだしな。
キオ:バサラが言いにくそうだから代わりに言ってあげるよ。前の回で言ってた「リアルでもあり得るシチュエーションなのに、違和感を禁じ得ない作品」ってコレのことでしょ?
バサラ:曲がりなりにもVRの感想ブログを書く者として、この作品を絶賛するわけにはいかないんだ。ひなちゃん、ゴメン……
まずは良かったところです
バサラ:何と言ってもひなちゃんの魅力な。明るくてステキな笑顔。酔ってゲームをするときの楽しそうな様子。冒頭から惹きつけられたぜ!
キオ:ファミレスの衣装もかわいいね。
バサラ:胸が大きく開いているんだ。こんなファミレスに行ったら、目のやり場に困ってしまう!
キオ:めっちゃ谷間、見てたくせに。
バサラ:セックスシーンも良かった。引き締まったカラダ、大きくてハリのあるおっぱい、そして欲情をそそる喘ぎ声!イクときにカラダを震わせて、足を恥ずかしそうに閉じる様子がカワイ過ぎ!
キオ:特典映像の広島弁もいいよねー。女の子がしゃべるとこんなにかわいいんだって思った。
バサラ:この作品では広島弁をしゃべるのかな?見てみたくなったぜ。
キオ:ちなみにボクたちは関西在住でーす。
バサラ:最近事務所が変わって、名前が七海ひなに変わったそうだ。前に見た人妻役も良かったが、今回の女子大生役も非常にかわいい!これからも応援します!
でもストーリーが謎でした
キオ:ひなちゃんはファミレスの店員さんです。主人公がひなちゃんのことを好きだと知った先輩が、ひなちゃんに話しかけます。
バサラ:実はひなちゃんは同じ大学の後輩らしい。
キオ:先輩チャラいなー。今度カラオケ行って、その後自分の家で飲もうって誘います。ひなちゃんも軽くオッケーします。
バサラ:この場面、明るいBGMがかかっていて、この後楽しい展開が待っていそうな予感をさせる。全然違ったが。
キオ:場面が変わって先輩の部屋。カラオケの後かなあ?お酒飲みながら楽しそう。
バサラ:ひなちゃん、ほろ酔いでコロコロ笑う。チャラい先輩が王様ゲームに誘うとノリノリ。いきなり王様を引き当てて、俺と先輩をハグさせる。膝をパンパン叩いて面白がるのがかわいいんだなー。
キオ:王様を引いた先輩は、主人公とひなちゃんにキスさせます。
バサラ:なんていい人なんだ!この時の照れるひなちゃんがまたかわいいのだ!
キオ:王様ゲームのシーン、短いね。主人公もひなちゃんも寝落ちします。
バサラ;そこで俺は見てしまう。ひなちゃんを起こした先輩がひなちゃんに口移しで酒を飲ませ、なんとセックスを始めてしまうんだ!
キオ:ひなちゃんは主人公が起きないか気にするけど、抵抗せずに受け入れちゃうんだよね。
バサラ:それどころかフェラをしたり中出しを承諾したり、むしろセックスに積極的なんだ……
キオ:ひなちゃんは男物のTシャツを借りてベッドで寝ます。そしたら主人公、寝てるひなちゃんを触りはじめます!目が覚めたひなちゃんは驚きもせず、主人公にエッチしようと誘うのでした。
バサラ:すぐ横に先輩が寝ているのにな。
キオ:「2人だけの秘密ですよ」
バサラ:後編はひなちゃんとデート。ホテルでファミレス衣装に着替えてもらい、ウェイトレス口調のままいちゃラブセックスだ。
キオ:バイブとか電マとか持ってきてるし、ひなちゃんにオナニーさせちゃうし。
バサラ:今日は声をガマンする必要がない。かわいい喘ぎ声を聞きながら中出しフィニッシュ!
キオ:「このことは秘密ですよ」
バサラ:…………
キオ:……………
バサラ&キオ:謎い!
キャラ設定がわかんない
バサラ:さて、今回は「VR演出論」。クールにいこう。
キオ:ひなちゃんの気持ちがさっぱりわかんないんだよ。バイトばっかでサークルも入ってなくて、遊び慣れてないって話だったじゃん。
バサラ:だから、警戒心が薄くてすぐ誘いに乗ったのかな。それか、俺達に好意をもってくれたのか。
キオ:酔っちゃったってのもあるけど、先輩と寝ちゃうのもどうなんだろ。でも主人公は無口だし、先輩の方がノリがいいから好きになったのかなって思ったんだ。
バサラ:始めに好きになったのは俺だが、声をかけて誘ったのは先輩だしなあ。
キオ:でも、寝てる間にカラダを触られたのにびっくりしないし、自分から主人公を誘惑しちゃうんだよ?いったいどんなコなの!?って思った。
バサラ:これじゃあ誰とでも平気で寝る淫乱女に見えちまうよなあ。
キオ:後編はさ。やっぱり主人公の方が好きだったのかーって思ったの。そしたら、最後に「秘密」って言うじゃん。誰に秘密って、先輩にでしょ?二股かけてるってこと!?
バサラ:これじゃあセフレだよなあ。だが、キャラ設定が謎なのは主人公も同じだ。
キオ:ひなちゃんが先輩とエッチしてるの気づいてたのに、ぴくりとも動かないんだよ。ボク、かわいそうだな-って同情してたの。そしたら夜這いを始めるんだよ?ドン引きだよ、ドン引き!
バサラ:先輩もヒドいヤツなんだ。俺がひなちゃんを好きと知って誘って、王様ゲームでは俺に花を持たせる態度をとっていたくせに、俺のすぐ横で寝取る!人でなしか!
キオ:先輩もひなちゃんを好きになっちゃって、ひなちゃんも2人とも好きになっちゃって、こういうことになったんだけどいろいろドラマがあって、最終的に主人公と恋人同士になる……だったらわかるんだよ。でも、そんな説明どこにもないし。
バサラ:俺とひなちゃんが声ガマンセックスに勤しんでいる間、熟睡していた先輩。この後、一切登場しないんだもんなあ。
キオ:やっぱ、謎!!
なんでこうなったんだろ?
バサラ:まずい点の一つ目は、「ドラマもの」と謳っているのにドラマになっていないことだな。先輩にひなちゃんがネトラレるシーンが、ストーリーの中で何も活かされていない。俺はネトラレものは苦手だが、この作品は非常にうまく活かせていた。
宮沢ちはる「錦糸町B店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR ~会社の同僚宮沢さんと~」の感想だよ
キオ:ハプバーと同じような効果を狙ったのかなあ。
バサラ:ハプバーはちゃんと登場人物の気持ちが描けていたんだよ。だからこそ、苦痛なネトラレパートが最後のいちゃラブセックスを引き立たせる効果があった。
キオ:うん。そうだね。
バサラ:思うに、「宅飲み」「王様ゲーム」「ネトラレ」「夜這い」「声ガマンセックス」「コスプレ」「いちゃラブ」という人気シチュを全部盛りしてみたら、違和感しか感じない世界が出来上がってしまったのではないか?前回言ったこのパターンに見事にはまっているんだよ。
バサラ:ただ、非現実な世界だからと言って、その世界の住人に共感できなかったら意味がないんだ。
キオ:んー。わかる気はする。さっきの体位を変える予告セリフとかもそうだよね。
バサラ:そうそう。例えばドエロい女の子がガンガン俺を求めてくるシチュエーションだったらアリなんだよ。だが、清楚なキャラ設定の女の子がそれを言ってしまうと「なんだかなあ」と思ってしまう。要は、その世界に合わせたリアリティの問題。
キオ:そう言えば、「体位変換予告セリフ」もいっぱい出てきたや。
バサラ:冒頭の世間ズレしていないカワイイひなちゃんが、誰とでもセックスする上に「次は後ろから」だの「私が動く」だの、もはや痴女にしか見えなくなるんだ。あ、これ痴女作品として見ればいいのか?
キオ:違うと思うなあ。
照明とアングルについて
バサラ:前編は夜の先輩の部屋だから照明は暗め。後編は昼のホテル。なのだが、やはり照明が暗めなんだよな。そこもイマイチだったんだ。
キオ:VRってどうしても遠かったり暗かったりすると、画質が悪くなっちゃうもんね。
バサラ:カメラワークもなあ。特に後編。せっかくひなちゃんががんばって大股開きでぶっといバイブを突っ込んでオナニーしてくれているんだぞ?寄らんかい、寄らんかい!
キオ:ボクも、最近のVRにしては視点移動が少ないなあって思ったの。そしたらスーッと上に移動して、オナニーしてるひなちゃんを上から見下ろすんだよ。
バサラ:視点移動できたんだ……と思ってしまった。だが、全体的に俯瞰が多すぎる。上手い作品だと、視聴者の心を読んだかのように一番見たいところを映してくれるんだよな。
キオ:あー、わかる。お尻広げるシーンとかで、ただでさえ恥ずかしって思ってるのに、カメラがぐんぐん近づいたりするじゃん。あれに慣れちゃったら、この作品はへー、近づかないんだーって思っちゃった。
バサラ:言っちゃ悪いが、アングルも平凡でセックスもパンパンいわない大人しめ。だが、すばらしいカメラアングルのシーンがあった。
キオ:え、どこ?
バサラ:先輩がひなちゃんを寝取るシーン。俺が寝ているソファーのすぐ近くでセックスする。しかもわざわざ俺に見せつけるようにバックで突いたりしやがるんだ!
キオ:そういえばネトラレ作品ってだいたい覗き視点だから、すぐ近くで見ることなんてないもんね。
バサラ:大好きなひなちゃんが先輩とヤッとる!しかも至近距離で!悔しいが、悶々としながらも大興奮だった!
キオ:ねえねえ。ボクたち前回、体位や画質にはあまりこだわらないみたいなこと言ったけど、やっぱり大事だよね。
バサラ:最近のVRは魅せ方の工夫がすばらしいから、それが当たり前になっていたのかもな。前言撤回。やっぱり体位もカメラアングルも画質も大事だわ!
作り手さんの意図って大事!
バサラ:ひなちゃん、ごめんね。ひなちゃんの作品を褒めたくて見たのに、ケチばっかりつけて。
キオ:女優さんの魅力だけで名作ができるなら、作り手さんも苦労しないよ。この作品はやっぱり演出とか脚本にだめなところがあったと思うよ?
バサラ:だよな。俺とキオは好きなジャンルこそ違えど、結構気が合う。だが、俺たちの意見が全てではない。いろんなこだわりを持つユーザーを睨みつつ、売れる作品を作らないといけないんだから大変だよなあ。
キオ:遺憾であります!!
バサラ:要するに、俺は作り手の手の内で気持ちよく踊らされたいんだよ。ほら、ここでアップで見たいだろ?ここでキスしてほしいんだろ?ここでこんなこと女優さんに言われたらたまんねーだろ!ってな。
キオ:あ、わかる。
バサラ:そのためには、作り手の意図が大事なんだ。ここでこのシーンを入れることで視聴者はこう思うはず。あるいは、視聴者はこう予測しているだろうから敢えてこうしよう。その仕掛けが楽しいんだよ。
キオ:でも、それもさじ加減だよね?見え透いてたら逆効果だし、説明が足りないと共感できないし。
バサラ:そうそう!まったくその通り!
キオ:この作品は、こういう展開にしたら視てる人がどう思うかっていう読みが甘かったと思うんだ。リアルな世界なのに、中にいる人がリアルな行動をしないの。だから「???」って感じになっちゃう。
バサラ:それも同感。例えば前編と後編の間に、ひなちゃんが思いを吐露するシーンを入れるだけで全く違うと思う。
キオ:細かい演出も大事だよねー。先輩とひなちゃんがエッチしてるときに、主人公の手がわなわなしてるとか、主人公とひなちゃんがエッチしてるときに、先輩がう~んって唸って寝返りうつとか。たったそれだけでなんか変わると思った。
バサラ:完全同意!やはりキオとは気が合う!
キオ:イヤです!!
バサラ:これが今月出たばかりの最新作の話だ。そこで、同じく今月配信の作品を視てみたい。
キオ:「決してあり得ないシチュエーションなのに、めちゃくちゃ世界にはまり込める作品」って方?
バサラ:そう。「そんなことありえねー!」と思いつつ、ぐいぐい作品世界に引きこまれてしまう作品。このテキストで「VR演出論」完結編にしたいと思う。
キオ:へー、なんだろ?とぅーびーこんてぃにゅーだよ!!
FANZAはこちらから
キオ:ボクはアシスタントのキオだよ。
バサラ:今回はVRの演出について考えるシリーズの第2回。まずは第1回にざっと目を通していただきたい。
バサラとキオのVR演出論①。の巻
キオ:その上で、今回のテキストはこちらです。
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VRのドラマものです。あなたはドラマの主人公になって下さい!しかも今回はまとめて買うと七瀬ひなちゃんがあなたに告白してくれるコーナーがついてます!ガチで照れてて可愛いです!【前半】あなたと先輩は毎日通うファミレスで働くかわいい七瀬ひなちゃんを見初めます。意を決して飲み会に誘うと喜んでOKを出すひなちゃん。王様ゲームなどで楽しんで眠りこんでしまうあなた。すると先輩とひなちゃんがセックスしてるじゃあーりませんか!驚きのあまり身体が動かないあなたは先輩に犯●れるひなちゃんをただ見つめるだけ。悔しくてたまりません。やり終わってぐっすり寝てるひなちゃんを誘うと喜んでOK出すひなちゃん。これはなかなかいいですよ【後半】1度セックスしてからすっかり親しくなったあなたとひなちゃん。制服エッチをしたくてお願いしたところ、意外にもOK!おもちゃに悶絶するいつもより激しいひなちゃんがたまりません!※この作品は2020年5月1日発売【DOVR-069】『VRドラマ 衝撃の光景を目撃!先輩に寝取られた!でも取り返した! 七瀬ひな』と2020年5月1日発売【DOVR-070】『VRドラマ 大願成就!憧れの制服でセックスできた! 七瀬ひな』をセットにしたノーカット完全版になります。
キオ:4KVRから、FANZA独占で2020年5月配信の作品です。
バサラ:監督は、黒猫銀次郎監督。この作品は前後編が別々に配信されたものの完全版なんだ。
キオ:特典映像付きでお得です。
バサラ:実は購入動機にかなり私情が入っている。主演の七瀬ひなちゃんをTwitterでフォローしたところ、めちゃくちゃ嬉しいリプを返してくれたんだ!
キオ:ひなちゃんの作品、前に見たことあるよね。
七瀬ひな「謝罪に来た美人人妻に土下座をさせてエロイ事を強要し生ハメ中出し謝罪SEX!」の感想だよ
バサラ:だが、ブログに書いたのこれくらいだったんだよ。なのにこんなに嬉しいメッセージを下さるなんて、ありがたいやら申し訳ないやら。ちょうどこの作品が出る予定だったから、紹介文も大して読まずに即購入したわけだ。
キオ:ボクもちゃんと視て予習してきたよ。バサラはどう思った?
バサラ:ひなちゃんがめちゃくちゃカワイイ!演技もうまいし、特典映像の広島弁の告白でハートを撃ち抜かれた!
キオ:それから?
バサラ:…………作品も褒める気満々だったんだよ。そのために買ったわけだしな。
キオ:バサラが言いにくそうだから代わりに言ってあげるよ。前の回で言ってた「リアルでもあり得るシチュエーションなのに、違和感を禁じ得ない作品」ってコレのことでしょ?
バサラ:曲がりなりにもVRの感想ブログを書く者として、この作品を絶賛するわけにはいかないんだ。ひなちゃん、ゴメン……
まずは良かったところです
バサラ:何と言ってもひなちゃんの魅力な。明るくてステキな笑顔。酔ってゲームをするときの楽しそうな様子。冒頭から惹きつけられたぜ!
キオ:ファミレスの衣装もかわいいね。
バサラ:胸が大きく開いているんだ。こんなファミレスに行ったら、目のやり場に困ってしまう!
キオ:めっちゃ谷間、見てたくせに。
バサラ:セックスシーンも良かった。引き締まったカラダ、大きくてハリのあるおっぱい、そして欲情をそそる喘ぎ声!イクときにカラダを震わせて、足を恥ずかしそうに閉じる様子がカワイ過ぎ!
キオ:特典映像の広島弁もいいよねー。女の子がしゃべるとこんなにかわいいんだって思った。
バサラ:この作品では広島弁をしゃべるのかな?見てみたくなったぜ。
キオ:ちなみにボクたちは関西在住でーす。
バサラ:最近事務所が変わって、名前が七海ひなに変わったそうだ。前に見た人妻役も良かったが、今回の女子大生役も非常にかわいい!これからも応援します!
でもストーリーが謎でした
キオ:ひなちゃんはファミレスの店員さんです。主人公がひなちゃんのことを好きだと知った先輩が、ひなちゃんに話しかけます。
バサラ:実はひなちゃんは同じ大学の後輩らしい。
キオ:先輩チャラいなー。今度カラオケ行って、その後自分の家で飲もうって誘います。ひなちゃんも軽くオッケーします。
バサラ:この場面、明るいBGMがかかっていて、この後楽しい展開が待っていそうな予感をさせる。全然違ったが。
キオ:場面が変わって先輩の部屋。カラオケの後かなあ?お酒飲みながら楽しそう。
バサラ:ひなちゃん、ほろ酔いでコロコロ笑う。チャラい先輩が王様ゲームに誘うとノリノリ。いきなり王様を引き当てて、俺と先輩をハグさせる。膝をパンパン叩いて面白がるのがかわいいんだなー。
キオ:王様を引いた先輩は、主人公とひなちゃんにキスさせます。
バサラ:なんていい人なんだ!この時の照れるひなちゃんがまたかわいいのだ!
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バサラ;そこで俺は見てしまう。ひなちゃんを起こした先輩がひなちゃんに口移しで酒を飲ませ、なんとセックスを始めてしまうんだ!
キオ:ひなちゃんは主人公が起きないか気にするけど、抵抗せずに受け入れちゃうんだよね。
バサラ:それどころかフェラをしたり中出しを承諾したり、むしろセックスに積極的なんだ……
キオ:ひなちゃんは男物のTシャツを借りてベッドで寝ます。そしたら主人公、寝てるひなちゃんを触りはじめます!目が覚めたひなちゃんは驚きもせず、主人公にエッチしようと誘うのでした。
バサラ:すぐ横に先輩が寝ているのにな。
キオ:「2人だけの秘密ですよ」
バサラ:後編はひなちゃんとデート。ホテルでファミレス衣装に着替えてもらい、ウェイトレス口調のままいちゃラブセックスだ。
キオ:バイブとか電マとか持ってきてるし、ひなちゃんにオナニーさせちゃうし。
バサラ:今日は声をガマンする必要がない。かわいい喘ぎ声を聞きながら中出しフィニッシュ!
キオ:「このことは秘密ですよ」
バサラ:…………
キオ:……………
バサラ&キオ:謎い!
キャラ設定がわかんない
バサラ:さて、今回は「VR演出論」。クールにいこう。
キオ:ひなちゃんの気持ちがさっぱりわかんないんだよ。バイトばっかでサークルも入ってなくて、遊び慣れてないって話だったじゃん。
バサラ:だから、警戒心が薄くてすぐ誘いに乗ったのかな。それか、俺達に好意をもってくれたのか。
キオ:酔っちゃったってのもあるけど、先輩と寝ちゃうのもどうなんだろ。でも主人公は無口だし、先輩の方がノリがいいから好きになったのかなって思ったんだ。
バサラ:始めに好きになったのは俺だが、声をかけて誘ったのは先輩だしなあ。
キオ:でも、寝てる間にカラダを触られたのにびっくりしないし、自分から主人公を誘惑しちゃうんだよ?いったいどんなコなの!?って思った。
バサラ:これじゃあ誰とでも平気で寝る淫乱女に見えちまうよなあ。
キオ:後編はさ。やっぱり主人公の方が好きだったのかーって思ったの。そしたら、最後に「秘密」って言うじゃん。誰に秘密って、先輩にでしょ?二股かけてるってこと!?
バサラ:これじゃあセフレだよなあ。だが、キャラ設定が謎なのは主人公も同じだ。
キオ:ひなちゃんが先輩とエッチしてるの気づいてたのに、ぴくりとも動かないんだよ。ボク、かわいそうだな-って同情してたの。そしたら夜這いを始めるんだよ?ドン引きだよ、ドン引き!
バサラ:先輩もヒドいヤツなんだ。俺がひなちゃんを好きと知って誘って、王様ゲームでは俺に花を持たせる態度をとっていたくせに、俺のすぐ横で寝取る!人でなしか!
キオ:先輩もひなちゃんを好きになっちゃって、ひなちゃんも2人とも好きになっちゃって、こういうことになったんだけどいろいろドラマがあって、最終的に主人公と恋人同士になる……だったらわかるんだよ。でも、そんな説明どこにもないし。
バサラ:俺とひなちゃんが声ガマンセックスに勤しんでいる間、熟睡していた先輩。この後、一切登場しないんだもんなあ。
キオ:やっぱ、謎!!
なんでこうなったんだろ?
バサラ:まずい点の一つ目は、「ドラマもの」と謳っているのにドラマになっていないことだな。先輩にひなちゃんがネトラレるシーンが、ストーリーの中で何も活かされていない。俺はネトラレものは苦手だが、この作品は非常にうまく活かせていた。
宮沢ちはる「錦糸町B店全面協力!本物店舗で撮影した超リアルハプニングバー体験 VR ~会社の同僚宮沢さんと~」の感想だよ
キオ:ハプバーと同じような効果を狙ったのかなあ。
バサラ:ハプバーはちゃんと登場人物の気持ちが描けていたんだよ。だからこそ、苦痛なネトラレパートが最後のいちゃラブセックスを引き立たせる効果があった。
キオ:うん。そうだね。
バサラ:思うに、「宅飲み」「王様ゲーム」「ネトラレ」「夜這い」「声ガマンセックス」「コスプレ」「いちゃラブ」という人気シチュを全部盛りしてみたら、違和感しか感じない世界が出来上がってしまったのではないか?前回言ったこのパターンに見事にはまっているんだよ。
バサラ:ただ、非現実な世界だからと言って、その世界の住人に共感できなかったら意味がないんだ。
キオ:んー。わかる気はする。さっきの体位を変える予告セリフとかもそうだよね。
バサラ:そうそう。例えばドエロい女の子がガンガン俺を求めてくるシチュエーションだったらアリなんだよ。だが、清楚なキャラ設定の女の子がそれを言ってしまうと「なんだかなあ」と思ってしまう。要は、その世界に合わせたリアリティの問題。
キオ:そう言えば、「体位変換予告セリフ」もいっぱい出てきたや。
バサラ:冒頭の世間ズレしていないカワイイひなちゃんが、誰とでもセックスする上に「次は後ろから」だの「私が動く」だの、もはや痴女にしか見えなくなるんだ。あ、これ痴女作品として見ればいいのか?
キオ:違うと思うなあ。
照明とアングルについて
バサラ:前編は夜の先輩の部屋だから照明は暗め。後編は昼のホテル。なのだが、やはり照明が暗めなんだよな。そこもイマイチだったんだ。
キオ:VRってどうしても遠かったり暗かったりすると、画質が悪くなっちゃうもんね。
バサラ:カメラワークもなあ。特に後編。せっかくひなちゃんががんばって大股開きでぶっといバイブを突っ込んでオナニーしてくれているんだぞ?寄らんかい、寄らんかい!
キオ:ボクも、最近のVRにしては視点移動が少ないなあって思ったの。そしたらスーッと上に移動して、オナニーしてるひなちゃんを上から見下ろすんだよ。
バサラ:視点移動できたんだ……と思ってしまった。だが、全体的に俯瞰が多すぎる。上手い作品だと、視聴者の心を読んだかのように一番見たいところを映してくれるんだよな。
キオ:あー、わかる。お尻広げるシーンとかで、ただでさえ恥ずかしって思ってるのに、カメラがぐんぐん近づいたりするじゃん。あれに慣れちゃったら、この作品はへー、近づかないんだーって思っちゃった。
バサラ:言っちゃ悪いが、アングルも平凡でセックスもパンパンいわない大人しめ。だが、すばらしいカメラアングルのシーンがあった。
キオ:え、どこ?
バサラ:先輩がひなちゃんを寝取るシーン。俺が寝ているソファーのすぐ近くでセックスする。しかもわざわざ俺に見せつけるようにバックで突いたりしやがるんだ!
キオ:そういえばネトラレ作品ってだいたい覗き視点だから、すぐ近くで見ることなんてないもんね。
バサラ:大好きなひなちゃんが先輩とヤッとる!しかも至近距離で!悔しいが、悶々としながらも大興奮だった!
キオ:ねえねえ。ボクたち前回、体位や画質にはあまりこだわらないみたいなこと言ったけど、やっぱり大事だよね。
バサラ:最近のVRは魅せ方の工夫がすばらしいから、それが当たり前になっていたのかもな。前言撤回。やっぱり体位もカメラアングルも画質も大事だわ!
作り手さんの意図って大事!
バサラ:ひなちゃん、ごめんね。ひなちゃんの作品を褒めたくて見たのに、ケチばっかりつけて。
キオ:女優さんの魅力だけで名作ができるなら、作り手さんも苦労しないよ。この作品はやっぱり演出とか脚本にだめなところがあったと思うよ?
バサラ:だよな。俺とキオは好きなジャンルこそ違えど、結構気が合う。だが、俺たちの意見が全てではない。いろんなこだわりを持つユーザーを睨みつつ、売れる作品を作らないといけないんだから大変だよなあ。
キオ:遺憾であります!!
バサラ:要するに、俺は作り手の手の内で気持ちよく踊らされたいんだよ。ほら、ここでアップで見たいだろ?ここでキスしてほしいんだろ?ここでこんなこと女優さんに言われたらたまんねーだろ!ってな。
キオ:あ、わかる。
バサラ:そのためには、作り手の意図が大事なんだ。ここでこのシーンを入れることで視聴者はこう思うはず。あるいは、視聴者はこう予測しているだろうから敢えてこうしよう。その仕掛けが楽しいんだよ。
キオ:でも、それもさじ加減だよね?見え透いてたら逆効果だし、説明が足りないと共感できないし。
バサラ:そうそう!まったくその通り!
キオ:この作品は、こういう展開にしたら視てる人がどう思うかっていう読みが甘かったと思うんだ。リアルな世界なのに、中にいる人がリアルな行動をしないの。だから「???」って感じになっちゃう。
バサラ:それも同感。例えば前編と後編の間に、ひなちゃんが思いを吐露するシーンを入れるだけで全く違うと思う。
キオ:細かい演出も大事だよねー。先輩とひなちゃんがエッチしてるときに、主人公の手がわなわなしてるとか、主人公とひなちゃんがエッチしてるときに、先輩がう~んって唸って寝返りうつとか。たったそれだけでなんか変わると思った。
バサラ:完全同意!やはりキオとは気が合う!
キオ:イヤです!!
バサラ:これが今月出たばかりの最新作の話だ。そこで、同じく今月配信の作品を視てみたい。
キオ:「決してあり得ないシチュエーションなのに、めちゃくちゃ世界にはまり込める作品」って方?
バサラ:そう。「そんなことありえねー!」と思いつつ、ぐいぐい作品世界に引きこまれてしまう作品。このテキストで「VR演出論」完結編にしたいと思う。
キオ:へー、なんだろ?とぅーびーこんてぃにゅーだよ!!
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